陣痛③
2時ごろ分娩室に入り、それでも痛い痛いと大絶叫。
自分もびっくりするくらい。
真っ裸にされ、着替えさせられ、寝かされ、のたうち回ってる隙にあれやこれやされて。
そしてもう便意というかイキミたい感じがマックスで、自分で肛門を抑えてる。
でも、もうイキんでいいみたいで、陣痛きたらイキむ、イキむ、イキむ。
汚い話だけど、出ない大便を出そうと何回もイキむ感じでやってて、正解がわからない。
でも助産師さんに上手いよ上手いよ〜って言われつつ、こういうふうにイキんで!と言われ、何となくコツを掴んでくる。
頭はゆーにゃんが支えてくれて、手は下のハンドルを引っ張る。
足の開きっぱなし、上げっぱなしがツライから、下げさせてもらう。
コツは掴んできたけど、陣痛間隔が5分とかに開きぎみ。
そしたら乳首揉まれたり、手のツボ押されたり、とにかく陣痛が頻繁になるように色々やられる。
私はだんだん体力がなくなってきて、イキんで呼吸するときに吐き気もついてきた。
目もあけられなくなってきて、意識朦朧。
会陰切開の承諾もやむなし。
もう帝王切開でもいいから、苦しみから逃れたい一心。
水で時々口を湿らせるけど、お腹冷えるから積極的には飲みたくない。
お昼食べてないなら、病院のおやつ食べれる?と勧められるが、まじ無理。
あとどんだけイキめばいいんだ、ともう夢の中。
5分の陣痛間隔もちょうどいい。
これより頻繁にきたらもう私が死ぬ。
酸欠になる。
何度も何度もそれを繰り返し、会陰切開され、糖分を取れとの命令からヤクルトみたいなマミーというジュースを飲んでイキんでみたら、
もうイキまなくていいよ!!!!
って言われて
へ?!??!
ってところで、赤ちゃん誕生。
3時40分。
分娩室へはいってから、1時間40分。
スピード安産と言われたが。
私はこれ以上の陣痛、分娩は無理だったわ。
赤ちゃん出てきて、産声聞こえて
あ〜〜、良かった…
と一安心。
すぐにベチャベチャの赤ちゃんを胸元に持ってきてくれて初対面。
でも意識朦朧としてて、無感情(笑)
とにかく終わってよかった……
ゆーにゃんが産まれてすぐに撮影しまくってくれた。
すごくいい写真、動画。
でもまだ戦いは終わってなくて、赤ちゃんの泣き声を聞きながら(色々な測定、処置をその場でやってた)、
会陰切開の縫合も痛い。
後陣痛も痛い。
で、呻いてた。
私のほうが落ち着いて、ゆーにゃんが赤ちゃん抱っこして来てくれた。
二人で飽きることなく、赤ちゃんと戯れてた。
私は38度の発熱、貧血、脱水症状で元気なかったけど、赤ちゃんの可愛さで癒やされた。
あっという間…かもしれないけど、想像してたよりも出産は大変なものでした。